あるとき、戸田先生は、東京の婦人部に話された。
「学会員は、地涌の勇者として、自ら願って、この悪世に生まれてきたのである。
衆生を救うために、人生の苦労を乗り越えながら、御本尊の大功徳を示し切って、広宣流布をするために生まれてきたのである」
人間、誰しも、悩みがある。現代のような悪世ならば、なおさらである。しかし、どのような悪世、乱世にあっても、信心だけは微動だにしてはならない。私たちは、御本尊の偉大な功力を示し切っていくために、自ら願って、悩みを引き受けたのである。そのように仏法では説いている。
ゆえに、乗り越えられない悩みなど絶対にない。結論は「勝つ」に決まっているのだ。
それが分かれば、悩みに負けて、嘆いたり、迷ったりするのは愚かである。
どこまでも御本尊に祈り切って、悠々と、堂々と進んでいけばよいのである。
(新時代第29回本幹部会より)