信心こそが、すべての宿命を転換できる

私どもは、ここに、現実に生まれてきた。これは厳粛な事実である。
この自分自身をどうするか。どう宿命を転換し、すばらしき最高の人生を創っていくか。
結論していえば、信心こそが、すべての宿命を転換できる。自分のいる、その場を、そのまま幸福の寂光土にしていける。

そして「現当二世」と教えられているように、つねに、今から未来へ、今から未来へと、どんどん人生を開いていける。来世も、また次の来世も、無限に開ききっていける。無量の「宝」をわが身に開き、わが身に満たして輝いていける。これが私どもの「信心」である。

(「幸福と平和を創る智慧」より)

乗り越えられない悩みなどない

あるとき、戸田先生は、東京の婦人部に話された。

「学会員は、地涌の勇者として、自ら願って、この悪世に生まれてきたのである。
衆生を救うために、人生の苦労を乗り越えながら、御本尊の大功徳を示し切って、広宣流布をするために生まれてきたのである」

人間、誰しも、悩みがある。現代のような悪世ならば、なおさらである。しかし、どのような悪世、乱世にあっても、信心だけは微動だにしてはならない。私たちは、御本尊の偉大な功力を示し切っていくために、自ら願って、悩みを引き受けたのである。そのように仏法では説いている。
ゆえに、乗り越えられない悩みなど絶対にない。結論は「勝つ」に決まっているのだ。

それが分かれば、悩みに負けて、嘆いたり、迷ったりするのは愚かである。
どこまでも御本尊に祈り切って、悠々と、堂々と進んでいけばよいのである。

(新時代第29回本幹部会より)