試練の時こそ、境涯を開き、功徳を積むチャンス

人生の道は平坦ではない。深い悲しみの日もある。大きな苦しみの時もある。
しかし、悲しみが深ければ深いほど、苦しみが大きければ大きいほど、それを勝ち越えた時の喜びは、何ものにも勝る。
私たちには、「変毒為薬(毒を変じて薬と為す)」の信心があるではないか。
日蓮大聖人は、「わざばひ(禍)も転じて幸(さいわい)となるべし」と仰せである。

悩んだこと、苦労したことも、全部、いい方向へ転じることができる。必ず必ず幸福の方向へ、人間革命の方向へ、成仏の方向へと、もっていけるのだ。
あとになれば、分かる。
仏法には、何一つ無駄(むだ)はない。
試練の時こそ、境涯を開き、功徳を積むチャンスなのだ。

(勝利の人間学から)